新テーマ「私のイチオシ野菜(果物)」スタートです!
2017年 01月 09日
2017年がスタートしました。
野菜ソムリエコミュニティBangkok(YSCB)代表の青澤です。
私たちYSCBメンバーは、今年もさらにいろんな野菜や果物について、見て触って作って食べて学んで語ってできるだけ多くのことを伝えていきたいと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。
このブログのリレー記事も新しいテーマでスタートです。
新テーマは、「私のイチオシ野菜(果物)」、好きというのにも似ていますがちょっと違う、、、ぜひともみなさんに紹介したい野菜や果物ということになるでしょうか。
どんな野菜や果物が紹介されるのか、私自身もとても楽しみにしています。
これまで通り毎週月曜日の更新、多くのみなさんに役立つ情報をめざしながら書いていきますので、どうぞ週に1度ご訪問くださいませ。
さて、トップバッターの私のイチオシはこちら、なんだかわかりますか?
ちょっと地方に行くと、こうして栽培されているのをよく見かけますし、タイでは、とても身近な植物です。
こんな風にお茶で楽しむことが多いですね。
オクラと同じくアオイ科の植物で、ハイビスカスティーと呼ばれることもあります。
花を見ていただけると、なんとなくハイビスカスな感じがするでしょうか?
これは、ローゼル(Roselle)の実と呼んでいますが、正確には肥大化したガクです。
タイ語では、グラチアップ・デーン(กระเจี๊ยบเเดง)といいます。
独特の酸味がいかにもビタミンCがたっぷりという感じで、美容によさそ~な感じがうれしいです。
私は、二日酔いの時によくお世話になります。
私がやっている健幸料理の店でも、4月の暑い時期になるとこのお茶の売れ行きがぐーんとあがります。
お茶にする場合は乾燥品を使うことが多いですが、今の時期は生も出回っていて、煮詰めてジャムにしたり、塩漬けにして梅のように楽しむこともできます。
でもすみません、ここまでが前置きで、私のイチオシはこの実ではなくてこちら。
なんだか天狗のうちわみたいですね。
タイ料理のお店で見かけることもなく、タイ人に聞いてもどうやって食べるのかイマイチはっきりしません。
別にタイ人にとって葉はポピュラーなわけではないようで、私もタラートで見かけても気にとめてなくて、初めて食べたのは、4年前に訪問したミャンマーのレストランでした。
ヤンゴンからゴールデンロックに向かう途中の外国人向けのレストランでローゼルの葉のサラダというメニューがあって、思わず注文したのでした。
それが食べてみたら、あれっ? いつも飲んでるローゼルティーと同じ味!?
そう、酸っぱいんです!
そう、酸っぱいんです!
一緒にいた人たちは正体がわからないまま食べていましたが、何これ? 美味しい、なんかクセになるとみながハマっておりました。
ミャンマーから帰って早速にタラートで購入、タイ人に調べてもらって教えてもらったのがサーディンやツナの缶と一緒に炒めるという料理でした。
味付けは、トマトなどの味付きの缶であればそのままでもOK、私はよく楽して麺つゆを使ってますが、酸味はしっかり残ります。
見た目がね~、地味なんですけど~、でも美味しいですよ~!
茎はかたいので葉だけを使います。
その作業が手間ではありますし、たくさんあったのが加熱するとビックリするくらい縮んでしまって、ちょっと悲しいような、でもそれだけ大量に摂取できるということでうれしいような・・・。
葉は加熱するとくしゅっとなりますが、生のままだとかたいので、生で食べる場合は細かく切った方がいいでしょう。
ローゼルの葉なんて、いきなりマニアックなものを紹介してしまった気もしますが、タイだからこそたっぷり楽しめるという意味でも、本当に美味しいのよ~っていう意味でも、私がみなさんに「イチオシ」する野菜です。
でも最近、日本でもローゼルを栽培している方がいらっしゃるようですから、夏にでも探してみるといいかもしれませんね。
私が主宰している健幸料理倶楽部のタラートツアーでは、その場で気になる野菜を買って帰って料理するのですが、ローゼルの葉はめずらしさもあって(私の好みもあって)、買って帰ることがとても多い野菜でもあります。
健幸料理倶楽部に興味がある方は、こちら「健幸料理倶楽部のご案内」 をチェックしてみてください。
(と、ちゃっかり宣伝で〆てすみません。)
by vfcbangkok
| 2017-01-09 09:21
| リレー記事「私のイチオシ野菜(果物)」