かぼちゃとマンゴスチン
2015年 07月 27日
こんにちは。ジュニア野菜ソムリエのRieです。
「好きな野菜と果物」リレーブログも終盤となりました。
私の好きな野菜といえば「かぼちゃ」です。
大学から一人暮らしを始めて、かぼちゃの煮物を作っては今晩はご馳走だ!と思っていたものです。お菓子にもよく使われる野菜ですよね。かぼちゃクッキー、かぼちゃケーキ…つい買ってしまいます。
そんなかぼちゃですが、日本では夏に収穫される野菜です。でも冬至にかぼちゃを食べると風邪をひかないといわれるように秋~冬に食べるイメージがありませんか?
かぼちゃは貯蔵性がとても高い野菜で、2~3か月貯蔵した方が水分が抜け甘みが増して食べ頃になるために、収穫の時期よりも少し遅れて出回ることが多いそうです。
また、とても栄養価の高い野菜です。β-カロチン(ビタミンA)、ビタミンB群、カリウム、食物繊維を多く含んでいます。この中でも含有量が多いβ-カロチンは粘膜などの細胞を強化して免疫力を高める働きがあります。さらに、体を酸化から守る抗酸化作用もあります。体を温める作用もあるので冷え性の方にはおススメです。まさに、風邪の予防のための栄養素をたっぷり含んだ野菜ですね。
そんなかぼちゃですが、タイで一般的に売られているのは実は日本かぼちゃの品種です。水分が多くねっとりしていて甘みは弱いです。下の写真の右側がタイかぼちゃですが、とても大きくて来タイ当初はびっくりしました。
日本で主に出回っているのは西洋かぼちゃに分類される品種です。でんぷん質が多く加熱するとホクホクした感じになります。こちらもバンコクでは手に入ります。写真の左側になりますが、私が好きなのはこの品種です。
良く利用するスーパーで、西洋かぼちゃのタイ産白皮種が売られていたので購入しました。調べると、西洋かぼちゃの中でも甘みとホクホク感が強いとか。甘いかぼちゃが大好きな私はとても期待して食べてみました。
切ってみると果肉はだいだい色で、普通のかぼちゃとそんなに変わりません。ホクホク感を期待して”粉ふきかぼちゃ”に。
期待が大きすぎましたが、タイのかぼちゃはあまり甘くないモノが多い中ではホクホク感もあって十分甘くて美味しかったです。
鶏肉と一緒に”グラタン”にしたり
”チーズケーキ風(チーズは入っていませんが)”のお菓子仕立てにして頂きました。
また、久しぶりに1個丸ごと購入したので、中の種を天日干ししてパンプキンシードを手作りしてみました。
パンプキンシードには若返りのビタミンといわれるビタミンE、A、B、Cや亜鉛などが含まれるそうです。ペポかぼちゃという品種の種が尿関係の症状に効能が認められているとか。
種の外皮を剥くのに思ったより時間がかかりましたが、とれたパンプキンシードは最近ハマっているグラノーラバーに混ぜて焼いて頂きました。
その他に普通のかぼちゃの煮物も作りましたが、煮物よりも家族(夫&1歳の息子)受けが良いのが”きんぴら”です。これは普通の西洋かぼちゃで作りました。
かぼちゃのスープも定番ですが、うちの家族は好きではないようで、炒めたり焼いたりする調理法が多いです。
最初にご紹介したスーパーの売り場には「バターナッツ」も売られていたのでこちらも購入。
バターナッツは日本かぼちゃの仲間になります。繊維質が少なくねっとりしていてスープなどに向いているそうです。
私が買ったバターナッツはあっさりした味だったので、”チーズ入りかぼちゃの豚肉巻”にしてみました。皮も薄いので生でスライスしてサラダにしても良さそうでした。
続いて果物ですが、こちらはタイならではの「マンゴスチン」をご紹介したいと思います。
マンゴスチンは「果物の女王」といわれている南国フルーツで、5月~8月頃が旬です。私はタイに来て初めてマンゴスチンを食べましたが、固い外皮の中にある真っ白い実が甘酸っぱくてジューシーでとても感動したのを覚えています。
皮が固そうに見えますが、手で剥いて食べることができます。選ぶときは皮が軟らかいものの方が収穫から時間が経っていません。より新鮮なものはヘタが緑色です。
手で剥くと指が真っ赤に染まってしまいますが、私はいつも手で剥いてパクパク食べてしまいます。
5月の終わりにバンコクから約2時間のフルーツ園に行った際に、マンゴスチンの木を見ました。今年は時期が遅いらしくマンゴスチンはまだ緑色でした。写真では右の真ん中ほどに小さく黄緑のマンゴスチンがあるのですが、分かりますか?まるで柿のようでした。
マンゴスチンにはビタミンB類やカリウムが含まれます。また、美肌・美髪には欠かせないナイアシンも多く含まれています。
マンゴスチンは生のまま美味しく頂くだけではなく、石鹸をはじめとしたスパ製品などでもよく見かけます。外皮は昔から粉末にして下痢、赤痢、皮膚病に使われたそうです。お茶としても利用されていますし、赤い色を生かして染物などにも使われています。
また、その可愛らしい外観から焼き物のモチーフなどにもなっています。
タイにいらしたら是非探してみて下さいね。
「好きな野菜と果物」リレーブログも終盤となりました。
私の好きな野菜といえば「かぼちゃ」です。
大学から一人暮らしを始めて、かぼちゃの煮物を作っては今晩はご馳走だ!と思っていたものです。お菓子にもよく使われる野菜ですよね。かぼちゃクッキー、かぼちゃケーキ…つい買ってしまいます。
そんなかぼちゃですが、日本では夏に収穫される野菜です。でも冬至にかぼちゃを食べると風邪をひかないといわれるように秋~冬に食べるイメージがありませんか?
かぼちゃは貯蔵性がとても高い野菜で、2~3か月貯蔵した方が水分が抜け甘みが増して食べ頃になるために、収穫の時期よりも少し遅れて出回ることが多いそうです。
また、とても栄養価の高い野菜です。β-カロチン(ビタミンA)、ビタミンB群、カリウム、食物繊維を多く含んでいます。この中でも含有量が多いβ-カロチンは粘膜などの細胞を強化して免疫力を高める働きがあります。さらに、体を酸化から守る抗酸化作用もあります。体を温める作用もあるので冷え性の方にはおススメです。まさに、風邪の予防のための栄養素をたっぷり含んだ野菜ですね。
そんなかぼちゃですが、タイで一般的に売られているのは実は日本かぼちゃの品種です。水分が多くねっとりしていて甘みは弱いです。下の写真の右側がタイかぼちゃですが、とても大きくて来タイ当初はびっくりしました。
日本で主に出回っているのは西洋かぼちゃに分類される品種です。でんぷん質が多く加熱するとホクホクした感じになります。こちらもバンコクでは手に入ります。写真の左側になりますが、私が好きなのはこの品種です。
良く利用するスーパーで、西洋かぼちゃのタイ産白皮種が売られていたので購入しました。調べると、西洋かぼちゃの中でも甘みとホクホク感が強いとか。甘いかぼちゃが大好きな私はとても期待して食べてみました。
切ってみると果肉はだいだい色で、普通のかぼちゃとそんなに変わりません。ホクホク感を期待して”粉ふきかぼちゃ”に。
期待が大きすぎましたが、タイのかぼちゃはあまり甘くないモノが多い中ではホクホク感もあって十分甘くて美味しかったです。
鶏肉と一緒に”グラタン”にしたり
”チーズケーキ風(チーズは入っていませんが)”のお菓子仕立てにして頂きました。
また、久しぶりに1個丸ごと購入したので、中の種を天日干ししてパンプキンシードを手作りしてみました。
パンプキンシードには若返りのビタミンといわれるビタミンE、A、B、Cや亜鉛などが含まれるそうです。ペポかぼちゃという品種の種が尿関係の症状に効能が認められているとか。
種の外皮を剥くのに思ったより時間がかかりましたが、とれたパンプキンシードは最近ハマっているグラノーラバーに混ぜて焼いて頂きました。
その他に普通のかぼちゃの煮物も作りましたが、煮物よりも家族(夫&1歳の息子)受けが良いのが”きんぴら”です。これは普通の西洋かぼちゃで作りました。
かぼちゃのスープも定番ですが、うちの家族は好きではないようで、炒めたり焼いたりする調理法が多いです。
最初にご紹介したスーパーの売り場には「バターナッツ」も売られていたのでこちらも購入。
バターナッツは日本かぼちゃの仲間になります。繊維質が少なくねっとりしていてスープなどに向いているそうです。
私が買ったバターナッツはあっさりした味だったので、”チーズ入りかぼちゃの豚肉巻”にしてみました。皮も薄いので生でスライスしてサラダにしても良さそうでした。
続いて果物ですが、こちらはタイならではの「マンゴスチン」をご紹介したいと思います。
マンゴスチンは「果物の女王」といわれている南国フルーツで、5月~8月頃が旬です。私はタイに来て初めてマンゴスチンを食べましたが、固い外皮の中にある真っ白い実が甘酸っぱくてジューシーでとても感動したのを覚えています。
皮が固そうに見えますが、手で剥いて食べることができます。選ぶときは皮が軟らかいものの方が収穫から時間が経っていません。より新鮮なものはヘタが緑色です。
手で剥くと指が真っ赤に染まってしまいますが、私はいつも手で剥いてパクパク食べてしまいます。
マンゴスチンは生のまま美味しく頂くだけではなく、石鹸をはじめとしたスパ製品などでもよく見かけます。外皮は昔から粉末にして下痢、赤痢、皮膚病に使われたそうです。お茶としても利用されていますし、赤い色を生かして染物などにも使われています。
また、その可愛らしい外観から焼き物のモチーフなどにもなっています。
タイにいらしたら是非探してみて下さいね。
by vfcbangkok
| 2015-07-27 00:00
| リレー記事「好きな野菜と果物」