いちごは野菜か果物か?
2015年 02月 02日
こんにちは!
Jr野菜ソムリエのnonです。
この度、おひさまの恵みをた~っぷり受けて育った
野菜やフルーツの魅力を最大限に引き出して、
楽しむことをモットーに
no ha ta として、活動をはじめました。
人の持つ五感をフルに使って、
その時期の大地からの恵みをありがたく体に取り入れることで
色々ないいことがある!ということを知っていただきたいと思っています。
また、今までの経験から素材の魅力の引き出し方をご紹介していきます!
今回は私の好きな野菜とフルーツと言うことで、
『チェンマイ産いちご』をテーマにお届けします。
この時期になると
タイに来て子供がイチゴを食べなくなった。
日本のいちごのようにおいしいイチゴがなかなか手に入らない。
という声をよく耳にします。
確かに!!日本のいちごとタイのいちごの魅力は違います。
そして、この土地でとれる鮮度のいいものを食べずにすごしてしまうなんてもったいない!
ちょっと手をかけてあげれば日本と同じ、もしくはそれ以上に魅力もあるのです。
そこで、今日はタイのいちごのおいしさを引き出す方法を特別にご紹介します!
タイいちごは実が硬く、酸味が強い傾向にあります。
このよさは何でしょう~?
実は、加熱しても実が崩れにくく、食感も残ります。
また、ミキサーにかけても酸味が強いおかげで味がぼけません。
何年も繰り返し、季節のフルーツと向き合って、レストランデザートを担当してきましたが、
日本のいちごはミキサーにかけると味がぼやけてしまい、素材を生かして作るのに苦労しました。
タイのいちごで作ってみたらどうでしょう!!
酸味がきっちりしているおかげで味が締まります。
さらに、丸のまま一晩蜂蜜を絡めておいておくと、
浸透圧で抽出された天然のいちごエキスが出来上がります。
これをエキスごと凍らせて、ミキサーにかけるとあっという間に
贅沢にフレッシュいちごからのシャーベットが完成。
手作りのアイスは甘さも自由自在♪
今回はこの時期にしか出回らないフレッシュのローゼルをあわせます。
贅沢な真っ赤なジャムを炊き
合わせることで厳しい日差しのタイ生活には欠かせない美肌効果も一段とアップ!!
タイの新鮮なフルーツに囲まれた今だからできる贅沢♡
フルーツの種類を変えて仕上げても面白いですね!
パフェに仕上げて、おもてなしデザートにも喜ばれます。
わくわくした気持ちで作ったパフェはきっと相手の方にも思いが伝わるはず。
あなたならどんなパフェを作りたいですか?
ところで、タイトルにもしましたが
いちごは野菜?それとも果物??
いちごは「果物」として食べられていますが、
実は、農林水産省ではこれらを「果実的野菜」に分類しています。
作付け面積などの生産に関する統計もいちごやメロンは野菜のグループに入っており、
生産者側からすると「野菜」という分類になるようです。
野菜と果物の違いはどこにあるのでしょうか。
一般的な見解として、樹に実がなるものが果物で、そうでないものが野菜、
さらには種が食べられるものは野菜、食べられないものは果物、
はたまたおかずとして食べるものは野菜、おやつとして食べるものは果物という分け方もあるようです。
野菜でこれだけ甘いなら、この酸味も許してあげたくなってしまうのは私だけでしょうか?
いちごが野菜??という話でしたが、やっぱり果物として扱うことが多いように思うので、
次も野菜のご紹介です。笑
好きな野菜は
マンゲーオ。
これもなかなか癖になるお味です!
味と言っても淡白で梨のような優しい甘さと、シャキシャキのは触りが特徴。
乾季に出回り、だんだん甘さが増していきます。
我が家では、高くてなかなか手が出ない山芋の代わりに食卓に上ります。
イモ自体に粘りがあるわけではないので
その粘りをオクラのとろとろで補って出汁醤油でいただきます。
松前漬が大好きな私にとってはストライク!でした。
野菜ソムリエ仲間のkanaoちゃんのアドバイスにより
きゅうりの塩もみを加え山形の郷土料理の『だし』風とネーミング。
これは以前野菜ソムリエのセミナーでもお伝えしましたが大反響でした!!
代表の青澤のお店、野菜ソムリエの店SALADEEでも食べられるとか??気になる方はご来店前に確認してみてくださいね~!
そのほかにも、お好みでめかぶや、きのこ類、納豆などとろみの出る食材を見つけたら
合わせてみるのも面白いですね!
タイにいるから感じる不便。
そこをクリアしていくことがまたひとつのたのしみになります!
さてさて次回もお楽しみに~!
by vfcbangkok
| 2015-02-02 00:00
| リレー記事「好きな野菜と果物」