こんにちは 。野菜ソムリエのATです。
私事ですが、この度タイから日本へ本帰国することになりました。2012年4月からタイに駐在して早5年8ヶ月、もうすっかり古株です。
そんな私の「好きなタイ料理」といえば青パパイヤのサラダ「ソムタム」です。他のタイ料理と比べると食べる頻度が桁違いで、いわゆる私のソウルフードです。夫の出張時など多い時は週に3回食べていたこともあります。考えてみると、初めて食べたタイ料理は夫が屋台で買ってきたソムタムとガイヤーン(タイ風焼き鳥)だった気がします。そこで、「タイ人の普通」の辛さの洗礼を受けました。口から火が出るとはこういうことだと思ったのを覚えています。そんな私が今ではお店のおばちゃんに「辛くして」と言うようになったのですから、成長したものです。体には、あまりよくなさそうですが。。。タイでは大抵どの店も料理を持ち帰り可能ですから、一品として気軽に買いに行けるのもリピーターになり易い理由の一つですね。
ソムタム (タイ語 ส้มตำ) はラオスやタイで食べられる青いパパイヤを使ったサラダです。もともとラオスとイーサーンの料理であるタムマークフン (ຕໍາໝາກຫຸ່ງ) が、変化を遂げながら南下し、タイ全域で広く食べられるようになったと言われています。現在では代表的なタイ料理のひとつとされています。
ソム (ส้ม) は、タイ語で、「酸っぱい」を意味します。タム (ตำ) には「搗(つ)く」という意味があります。(ウィキペディアより)
ソムタムに使われる青パパイヤには、タンパク質分解酵素、脂肪分解酵素、糖質分解酵素が含まれ、消化・鎮痛・整腸・消炎作用があります。まさに解毒の王様です。タイ人はダイエットの時に良くソムタムを食べるといいます。他にもビタミンC、食物繊維、マグネシウム、カリウム、カルシウム、葉酸など、女性が喜ぶ美容と健康の為の栄養素が豊富です。
これが私の好きな「ソムタムタイ」です
・材料(目安)・パパイヤ千切り2カップ人参千切り1/2カップながささげ1/2カップトマト1/2カップ干しえび1/3カップピーナッツ大さじ2パームシュガー大さじ2ライム汁大さじ6にんにく1片ナンプラー小さじ1/2タマリンド大さじ1
上記材料をこのクロックという器に入れ手、木の棒で叩いて、味をなじませて完成。
クロックは洗わずずっと使うため、そのお店の味が染み込んでいるそうです。
ソムタムの味は唐辛子辛くて、ナンプラーのしょっぱくて、パームシュガー甘くて、ライム酸っぱい。。。味覚は盛り沢山です。タイ料理のサラダは大体このような味がします。
これは、トウモロコシを青パパイヤの代わりに使った「ソムタムカオポート」ソムタムタイより甘みが強いです。これはこれで美味。カイケムという塩漬けゆで卵が入っています。やはりタイ料理ですから甘みと塩っぱさは混在していますね。
他にも、揚げたものや肉や蟹などを和えたものなど、ソムタムには意外と幅広いメニューが存在します。
今回購入した店は自宅から徒歩3分のローカルのタイ料理屋です。味もよく量も多くて常連になってます。何も言わなくても、好みの辛さに調整してくれます。これが、日本では食べれないと思うと残念です。
前述しましたが、ソムタムはタイの東北地方のイーサーン料理です。まだ食べたことのない方、ぜひイーサーン料理のお店をのぞいてみて下さい。そして好みの味を見つけて下さいね。もし辛いものが苦手な方はトウガラシを半分、もしくは入れないでと注文して下さい。「辛くしないで」は作る人の辛くない基準にされるので、大抵辛いものが出てきますよ。日本に帰国したら、クロックを木の棒で叩く「ポクポク」という音が恋しくて仕方なくなりそうです。
では次のタイ料理をお楽しみに。