タイで野菜・果物を楽しむ野菜ソムリエたちがお届けするとっておき情報!


by vfcbangkok
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爽やかな香りと辛味がクセになる生胡椒

こんにちは。野菜ソムリエのyukkoです。
今回は私のお気に入り野菜「生胡椒の実」を紹介したいと思います。

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こちらのちょっとやんちゃな海ぶどうのようなものが生胡椒の実です。
プリプリしていて弾けそうな元気な見た目も魅力的です。
胡椒が野菜?と思われるかもしれませんがタイでは胡椒の実がタラートの八百屋さん
又はスーパーの野菜コーナーに必ず置いてあります。

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タイ語ではプリックタイオーンと呼ばれ、タイ料理には欠かせない食材です。

私がこの生胡椒に初めて出会ったのは、タイ料理レストランでパッチャータレー
というお料理を食べた時でした。ハーブと唐辛子とシーフードの炒め物で、
生胡椒が房のままどっさり入っていました。
生胡椒の実を噛むとプチっとはじけて爽やかな胡椒の香りが一気に
口の中に広がります。そしてその後に山椒にも似た痺れるような辛味が
舌にピリピリと伝わってきます。涙の出るような唐辛子の辛さとは違う爽やかな
辛味なので、癖になって思わず次から次へと食べてしまいました。

このパッチャータレーは時々無性に食べたくなるので、そんな時は家で
自分で作っています。家では唐辛子を入れないで作るので子供も大好きな一品です。

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このピリピリとした 胡椒の辛味の成分はピペリンと呼ばれ、
防虫作用、抗菌作用、防腐作用があるとして、古く中世ヨーロッパ時代から
珍重されてきました。また、ピペリンには血行促進作用があるため
冷え性の改善や消化器官の働きの改善に効果があるとされています。
また、血行促進作用があるということは代謝を向上させる効果もあり、
ダイエットにも効果が期待できるそうです。
特に女性には嬉しい効能ばかりですね。


ここで胡椒の種類について豆知識を。
この緑色の生胡椒は未熟な胡椒の実を摘んだものです。
これをゆっくりと天日で乾燥させるとプラックペッパーになります。
未熟な胡椒の実をフリーズドライや機械で早く乾かすと緑色の
グリーンペッパーになります。
完熟の赤い胡椒の実を皮をむいてから乾燥させるとホワイトペッパーになります。

胡椒の種類の違いは品種の違いではなく、摘果時期(未熟、完熟)と
乾燥の手法によって分かれるのですね。
ちなみにお料理やお菓子の飾り付けによく使われるピンクペッパーは、
コショウボクという胡椒とは全く別の植物の木の実を乾燥させたものです。


生胡椒の実はタイ料理にはもちろん、和食にも洋食にも活用できます。
なんといってもパスタとの相性は抜群!
オリーブオイル系でもクリーム系でも活躍します。
こちらは先日作ったベーコンとキャベツのパスタです。
ベーコンをツナにかえても胡椒の実がバッチリ味をまとめてくれます。

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こちらは和食。椎茸と胡椒の和風炒め煮です。
ご飯のお供にあとを引きます。

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私の大好きな生胡椒の実ですが一つ難点があります。
残念ながら日持ちがしないのです。
1週間も置いておくと実が黒くなって香りが落ちてしまいます。
そこで使い切れなかった胡椒の実は塩漬けにしています。
こうすると2ヶ月は日持ちがするので大変便利です。
日本でも塩漬けにした商品が発売されていているそうで近年人気があるのだとか。

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そして保存テクニックもう一つは佃煮です。
山椒の佃煮のような味でおにぎりにもぴったりです。
山椒が手に入りにくいタイでは懐かしい味でほっこりします。

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皆さんもぜひこの機会に生胡椒の爽やかな香りと辛味をぜひ味わってみてください。
ハマってしまうこと間違いなしですよ!



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by vfcbangkok | 2017-08-28 08:19 | リレー記事「好きな野菜と果物」 | Comments(0)