タイで野菜・果物を楽しむ野菜ソムリエたちがお届けするとっておき情報!


by vfcbangkok
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北タイの夏 野菜と果物

2015年にジュニア野菜ソムリエに合格したばかりの ゆかり と申します。宜しくお願いいたします。

さて「私の好きな野菜・好きな果物」ということで、夏といえばミョウガ!をご紹介したいと思います。 
ミョウガは温帯の東アジア原産で、通常食用にしているのは、花穂の部分にあたります。日本では、裏庭に植えれば地下茎で自然に増えるほど栽培は容易です。

独特の香りが特徴で、蕎麦の薬味やてんぷら、酢の物などに使われ、夏の暑さを吹き飛ばしてくれる大人の夏野菜。しゃきしゃきとした歯ざわりは豊富な食物繊維のため、またカリウムも多く含まれています。

日本では、高知県がハウス栽培によるミョウガの周年栽培技術を確立し、ほぼ1年中ミョウガを味わうことができるようになりました。でも、ここチェンマイでは最近まで輸入品を含め全く流通していませんでした。そんな中、最近タイでミョウガの露地栽培を始めた方がおり、ミョウガの香りと味を楽しめるようになったことは良いニュースです。私は埼玉県出身なのですが、この方も埼玉在住暦有りにということで、ささやかながら「チェンマイ埼玉県人会」を開催しています。
そこで’北タイでのミョウガ栽培への取り組みのお話を伺いましたので、ご紹介したいと思います。
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タイ北部の山間地にある畑は、半日陰で涼しいため日本の気候に似ていてミョウガの露地栽培に適しています。ここで現地のタイ人の協力の下、昨年から栽培を行っています。

日本に近い気候であれば、無農薬での栽培が可能なミョウガですが、栽培管理にはマメに手を加える必要があります。
もともとタイ人はミョウガを食用としないため、そのため収穫したミョウガは開花後のミョウガが多くて、価値が低くなってしまうのが悩みだそう。

今年は、日本人の協力により別の山間地でミョウガの露地栽培を無農薬で行っています。病害虫の発生に対する予防や対策は手探りの状況で、基本的にはマメに管理をするしかないそうです。周年栽培を目指して簡易施設の設置を試みています・・・」とのこと。
ミョウガの周年栽培の実現に向け、いつも前向きに夢を語ってくださる姿にいつも励まされています!安くて新鮮なミョウガがいつでも手に入るようになるといいなぁと期待しています!
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次に私の好きな果物「ラムヤイ」を紹介します。なぜならば・・・私が勤めている北部タイのランプーン県はラムヤイの生産量が全国1だからです!

ラムヤイは、「竜眼」とも呼ばれ、中国・東南アジアで栽培されている果物で高さ5~10mの常緑樹に実ります。
果実の大きさは、直径3センチ程度、果皮は茶色で手で剥ける程度の硬さ、皮をむくと中には半透明乳白色のみずみずしい果肉が現れます。中心には、びわのような種が1つ。ライチに似ていますが、味はラムヤイのほうがずっと甘いと思います。昔ラムヤイの甘さを「田舎くさい甘さだね」といった人がいますが、悪口ではなく、なるほど!と思いました。酸味のない、素直な甘さなのです。

ランプーンで工場勤めをしていると、この時期どこからともなくラムヤイがやってきて、机の上にドカンとおいてあります。みんな家に植えてあるラムヤイのおすそ分けをするのです。だから、ラムヤイを買って食べるという感覚が全くありません。
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7月中旬から8月中旬がラムヤイの収穫時期になりますが、ラムヤイの農繁期で工場の作業員や下請け業者の人手不足も起こるほど。普段の人材確保や納期管理にはさほど問題ないのですが、この時期はラムヤイ農園との勝負に変わります。

こんなにたくさん作られているラムヤイですが、もともと中国への輸出向けに栽培が始まったいわゆる輸出用商品作物。しかし近年では、過剰な作付けによる価格下落も発生しており、ランプーン県にとっては深刻な問題です。

地元では、輸出用に作った乾燥ラムヤイをブランデーに浸して果実酒にしたり、ドライフルーツのケーキにしたりして加工品としての販売の道も模索しています。
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皆さんもラムヤイを召し上がってみませんか? でもタイ人は、ラムヤイをたくさん食べると口内炎が出来るといいますので、食べすぎには注意です!




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by vfcbangkok | 2015-08-03 02:00 | リレー記事「好きな野菜と果物」 | Comments(0)